腹が痛かろうが頭が痛かろうが死なない限り生きてかなきゃいけない~久々に読書をしました~
インターネット老人会所属なのでWEB拍手を設置してみました。匿名コメントはこちらからどうぞ。
おひさしぶりです!
あけましておめでとうございます!
ここ数ヶ月私は全然元気じゃなかったです!
いやあこんなに元気じゃなかったのは久々です。
2020年は世間的にもそうですけど、個人的にももう厄年なのか!?前厄もまだなのに!?ってくらい良くないことが続きまして、年明けバーーーーンと強烈なダメージを受けとても大変でした。
メンタルが不健康だとフィジカルも不健康になるし、フィジカルダメだとメンタルやられるしで、どっちもダメなのでもうダメなんですね。
はじめて脳のMIRとか撮りましたよ。お医者さんに「脳はなんともないですよ~~」とか言われながら「へえ~~私の脳みそってこんなかんじなんだ……思ったより詰まってて良かったなあ……」とか考えて。そりゃそうです、メンタル起因不調なんでね…わかってるのにMIR撮らなきゃいけない会社員の無情。まあ思ったより詰まってたから良かったんですけどね。
で、もう秋口冬口あたりから文字書くような余裕がなかったわけなんです。
もうゲームしかできない。
ゲームは楽しくて面白くて、夢中になれて、余計なことを考えなくて済む、中軽度不調者おすすめテクノロジーです。ただしMMOはダメ、人間関係で病みます。
数ヶ月間もうゲームしかできなかったんですが、いよいよ2021年はゲームもできなくなったんです。もう心がベチョベチョなので、ゲーム内で受けるストレスにも耐え切れない。
でも何もしないのも無理なんですよ、己の存在意義とか考え出してますます落ち込んで調子が悪くなってしまうんですよね。
別に何でもないときは「己の存在意義ってwww」ぐらいのかんじですけど、メンタルがヤバいときはそれがつらい。ひとりで考えていると永遠に深みにハマってしまう。
ただ「つらい」ってことを話して誰かに聞いてもらうだけでもたぶん楽になるんでしょうけど、友達に連絡取るのもパワーが必要。そのパワーがない。
インターネット大航海時代ですから、どこかしらネットの海に吐き出すだけでも違いそうですが、ヤバいときって自分の気持ちを文字にするのがめちゃくちゃつらいんですね。アウトプットできない。
映画とかドラマとか観る集中力もないので、オードリーのラジオばっかり聴いて笑ってましたが、こう、根本的には何も解決しないので、聴き終えた後は落ち込むんですね。
マインドというか志向を変えないと慢性的な不調はどうにもならないんです。
で、私はどうしたか、本を読んだよ、と。
やっとタイトルの話です。
前置きがこんだけ長く書けるってことは、まあもう大丈夫なんですね。もう大丈夫すぎてブラッドボーンの考察動画とかも観れる観れる。
久々に本読みました。活字なんか読めないよ!という不調のときもあるんですが、今回は本でした。というか本しかもうないような気がしたんです、今回は。
小中学生のころも友達はいなかったので本ばかり読んでいたんですが、社会人になってからはもうほとんど本を読まなくなってしまったので、本当に久々で。
でもだからって「いや~つらいな~」みたいなときに江戸川乱歩を読めるわけもなく、私もそろそろ自己啓発本とかビジネス書みたいなもの読んでみようかなーとか思ったんです。
はじめての自己啓発本。
もう全然ダメ。ずっと自己啓発本のことはバカにしてたんですが、やっぱダメ。元来ひねくれているので「綺麗事ばっか言いやがって!」とますます荒みました。「やりたいことを書き出そう!」とかもう、うるせー!!!!やりたいことがないから困ってんだわこっちは!バカ!となってしまいました。
哲学書入門とかも読んだけどいまいちピンとこない。アドラーの考え方は月並みに「なるほどね〜〜」くらいには思えたのですが、「わかりやすいアドラー心理学」とかになるともうダメ。もう全然ダメなんですよ。言いたいことはわかるし「…そうですね……」とは思えるんですけどどうにも説教臭さを感じてしまってダメでしたね。メンタルグチョグチョなんで説教垂れられたく無いんですよね。わかりやすく噛み砕かれた哲学がもうね、ダメで。人伝ての哲学は説教臭くてダメ。ひとつ学びです。
そしてなんとなく読んでみた本が『ぜんぶ、すてれば』という本。
寺田倉庫元社長中野善壽さんの仕事に対する姿勢とか、生活の仕方とか、そんなようなことを、インタビュー形式で聞き出しまとめたという本です。
ご本人はいろんな会社の社長をやっておられて、いわゆるミニマリスト。貯金はせず特に必要ない分のお金は全て寄付する、みたいな到底私のような人間には真似できない人生を送られているんですが、「やりたいことがない!」としんどくなっていた私にはまあ刺さる刺さる。
「準備万端の日は一生やってこない」
「やりたいことがなくてもいい」
「会社はただの箱でしかない」
もう金言。あ〜これが金言てやつかと。
著者中野さんのようにバリッバリ仕事してきた75歳の人がそう言うなら、という説得力で完全に元気付けられてしまいました。
ちょっとストレス感じると浪費して買い物しまくりますし、寄付っつうかふるさと納税くらいしかしない私なので、もちろん全部が全部マネできるような話ではなかったんですが、ずいぶんいろんなことが楽になりました。
kindle unlimitedの読み放題で読みましたが、また読み返したい日が来そうなので紙の書籍も持っておきたいと思います。
この本の他にもまあ色々読んでみて、落ち込んだりしつつ、やっと小説なんかも読めるようになりました。
調子悪い期間は長かったんですが、「全てがムリ期間」自体は1週間ぐらいで終わったのでまあよかったかな、と。
友達は本しかいなかったくせに「なーにが‘‘本は心の栄養‘‘ですか、さすがに驕りすぎでしょ…」としか思ってなかった私ですが、悔しいですがそれもあながち言い過ぎではないのかな…と考えを改めました。
ついでに読書メーターも始めました。
映画でもドラマでもそうなんですけど、読み終えると本の中身覚えてないことがまあまあザラなんですよね。乱歩作品だって一時期めちゃくちゃ読んでたのに人間椅子が好き過ぎて屋根裏の散歩者のことあんまり覚えてない。近々乱歩作品もまた読み直したい。
無理矢理感想として残せばもうちょっと身になるかなあ、という下心です。それとアウトプットの練習も兼ねてでした。
いろんな人のレビューもみれるのが良いところだとは思うんですが、メンタルが不調の場合「解釈不一致」と多数遭遇することがあるので、あんまり見ない方が良いときもあると思います。ちょっと覗きに行ってみたら落ち込んだ私の体験談です。
まだ全然頭痛ありますし、手荒れがもう半年くらい治らないんですが、それでも生きていかなきゃいけない。
ああ無常。
今年もよろしくお願い申し上げます。
塩辛でした。